猫と細菌

猫はパスツレラ菌などの様々な菌を保有している。

（日本の猫の約９０％にパスツレラ菌が常在していると言われている。）

猫の引っかき傷や噛(か)み痕(あと)などからパスツレラ菌に感染した場合、身体が腫(は)れたり熱が出たりして痛くなる。

（このような症状が出た場合には内科で抗生物質の薬をもらうことをオススメする。）

猫（や犬）からの感染症としては、（稀(まれ)ではあるが）コリネバクテリウム・ウルセランス感染症という、死に至ることのある感染症も存在している。

猫と触れあったからと言って必ず感染するわけではないが、可愛いからと言って無防備に触れ合わず、リスクも頭に入れた上で、濃厚な接触には注意を払う（傷ができた際には消毒＆手洗い等の衛生管理をする）ことが望ましいのである。

ちなみに、うちの母も二度ほどパスツレラ症になっているが、一度目は猫用遊具に間違って足を挟んで“罠にかかった動物”状態でパニックになっていた愛猫その１に引っかかれた際、二度目はお散歩の後になぜか興奮状態で我を忘れた愛猫その２に足を噛まれた際に感染していた。

このページは津籠睦月によるオリジナルＷＥＢ小説「ブラックホール・プリンセス」に出てくる用語の意味などを解説するためのミニ用語辞典です。

複数の意味を持つ言葉、複数の説を持つ事項につきましては、分かりやすくするため、物語に沿ったもののみを掲載している場合があります。

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